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■ インプラント治療“二輪車論”

天気の良い涼しい日に、緑濃い郊外のサイクリングロードを何のストレスもなく、自転車でスイスイ行けたなら、実に快適で、さわやかな気分になるでしょう。インプラント治療も完了後、口の中が快適でさわやかな状態のまま、良く走る自転車のようにいつまでも順調に使っていけたら素晴らしいことだと思います。

治療終了後、患者さんがまず心配するのは、この人工の歯が、長くトラブルなくもってくれるのかどうかということです。私はこうした疑問を解消するために、インプラントは例えて言えば、自転車のようなものだという話をよくします。自転車が二輪で成り立っているように、インプラント治療も重要な二つの要素で成り立っているからです。一つは“いかにうまくインプラントを植立させるか”ということ。そしてもう一つは“いかに良い噛み合わせを作るか”ということです。

一見、しっかり歯を植立できればそれで良いではないかと考えがちです。しかし、この植立と同じくらい大事なことが、“良い噛み合わせにする”ことなのです。つまり、上の歯と下の歯とのあたり方を、歯に過度な負担がかからず、しかも楽に良く噛める理想的なものにしていくことが大変重要です。長くインプラントを維持させていくためには、欠くことのできない重要なポイントとなります。悪い咬合からくるダメージは、ボクシングでいうボディーブローのように徐々に効いてきます。最後には、人工の歯の周囲の骨を吸収させるという抜き差しならない悪い状態を作り出してしまいます。顎の複雑な動き方をすべて把握し、そこから緻密に計算された理想的な口全体の咬合を構築しなければなりません。医師の力量が問われるところです。

もう一度、インプラント治療と二輪車の話に戻りましょう。インプラントの人工の根を丈夫に植立させることができ、また噛み合わせも理想的な咬合にできれば、バランスの良い二輪の自転車が爽快に走っていけるように、インプラントの歯も口腔内で、長く順調に使っていけることになるでしょう。
逆に、インプラントを植立する顎骨の骨密度の低下、骨吸収の進行、骨幅が足りないなどの骨形状の不良など、状態が悪いのに無理して人工の根を植立してしまったり、歯に負担のかかる噛み合わせが残ったりすれば、ゆがんだ二輪の自転車がぎくしゃくした走りになるように、口腔内のインプラントの予後もトラブル含みになってしまいます。

インプラントを、長く快適に口腔内で維持させるための両輪は「植立」と「噛み合わせ」。

一般に「植立」に目を奪われがちですが、「噛み合わせ」の重要性を認識することが必要です。そして、この認識をもって、患者さんと医師が充分に相談しお互いに協力できたなら、乗り心地の良い丈夫な自転車のごとく、最善の治療結果をもたらすことができるでしょう。

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痛みのない治療は予後が良いものです。代々木の荒木歯科クリニックでは、常に無痛治療を心がけておりますので、安心してご来院ください。代々木、新宿駅から徒歩7分です。
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